十条FCレディース 0-1 C'sFC
得点者:2分8番石神選手(C's)
まだ今季勝ち星を挙げられておらず苦しんでいる十条と前節ようやく念願の勝利を手にしたC'sとの対戦。十条はベンチ入り8名、C'sは12名とフルメンバー。試合は序盤から動き、前半2分C's8番石神選手の得点で先制点を取る。先制点の勢いそのままにC'sは試合の主導権を握り、十条陣内へと押し込んでいく。個の力が豊富な十条はドリブルを使いC's陣内へ攻め込むが、マーカーを振り切ったとしてもカバーリングの意識の高いC'sが巧みに体を寄せて勢いを止め、更に複数で挟み込む形で十条の攻撃を断ち切っていた。特に体の寄せの部分ではC'sが一枚上手であり、ドリブルを得意とする十条の出足をくじいていた。十条も3番土田選手が前線で体を張り起点を作る事で打開を図ろうとするが、そこへ走り込む選手が少なく単発的な攻撃となってしまっていた。
後半に入ってもC's優勢は変わらず十条は自陣に押し込まれる時間帯が多く、苦しい時間が続く。特にC'sはシュートの意識が高く、あまり形にこだわらずにシュートを打つ事を高い優先順位とする事で十条に脅威を与えていた。特に7番片桐選手、8番石神選手、11番小塚選手は前半、後半共にシュートをコンスタントに放ち攻撃の中心となっていた。十条は3番土田選手が積極的にシュートを狙っていたがC'sの守備網に引っかかり決定機までは持ちこめなかった。結局前半にC'sが挙げた得点を守り1-0でC'sが今季2勝目を挙げた。
C'sは2連勝を挙げ、ようやく本領発揮。元々堅い守備を持ち味にしていた事もあり、2試合共接戦をものにした事で大きな自信となった事だろう。ベンチの雰囲気も戻ってきたようで上り調子と見た。十条FCは未だに勝利を挙げる事ができず苦しんでいる状況。この順位にいるチームでないだけに復調を期待したい。