2部参入戦 C.A.Evolution Hermanas vs トカール - 女子フットサル|PANNA-FUTSAL

2部参入戦 C.A.Evolution Hermanas vs トカール

2011年4月23日 21:50

C.A.Evolution Hermanas 2?2  トカール

得点者:1分?満尾選手(トカール)、8分?竹内選手(Evolucion)、22分?早川選手(トカール)、22分?竹内選手(Evolucion)

 

今季は人の出入りもあり、2部7位という位置で終わり入替戦に回る事となったEvolucion。一方トカールはオープンリーグの総当たりリーグでは3位に終わったものの順位決定プレーオフで勝ち上がり2位となり参入戦への権利を勝ち獲った。トカールのベンチ入りは9人となっていたが、Evolucionはベンチ入りは5人と苦しい布陣。しかしゴールの観戦スペースにはEvolucionの関係者、そしてこの日ベンチ入りできなかったメンバーが力強い声援を送っていた。

立ち上がりから積極的に攻撃をしかけるのはトカール。先制点もトカールが奪った。1分、ディフェンスの裏でボールを受けた?満尾選手がゴールキーパーとの1対1を決めた。それ以後もトカールペース。キックインからの落としを?金田選手、?早川選手が積極的にシュートを放つ。押され気味のトカールだったが、前半7分右左サイドで得たFKからのシュートパスをファーサイドで?竹内選手が左足インサイドボレーで合わせて同点に追い付く。押されていた時間だけに少ないチャンスをものにした得点だった。その後勢いづくEvolucionも惜しいチャンスはあったものの得点ずにいると再びトカールのシュートラッシュが始まるが体を張った守備で根気よく守り切り、同点で12分ハーフの前半を終えた。

 

後半に入りややトカールペース。積極的にシュートを打とうという意識が非常に高い。それが徐々にEvolucionにボディブローのように効いているように見える。そんな中後半3分にトカールがビックチャンスを迎える。GKと1対1となり、シュートを放つがゴールポストに当たり、その跳ね返りを押し込むが今度はGK?武山選手が止め、決定機を逃してしまう。押され気味のEvolucionに更に試練がのしかかる。?杉下選手が相手選手との接触の際に踏ん張った足が攣ってしまう。元々痛めていてテーピングが施された方の足が攣ってしまったという事は相当の負荷がかかってしまっているようだった。それでも交代がいないEvolucionはその後も?杉下選手が足を引きずりながらもピッチに立ち、続くトカールの猛攻に耐え続ける事になる。ここでEvolucionGK?武山が奮起。決定機を尽く止め続け、トカールは勝ち越し点を奪えないでいた。防戦一方にタイムアウトを取るなどなんとか疲労を回復を図るがやはり疲労感は隠せない。そして22分にスコアは動く。トカールが自陣でボールを奪うとドリブルで攻め上がると思いきや?早川選手がハーフライン付近から思い切り右足を振り抜く。ミドルシュートはここしかないというゴール左上に突き刺さりとうとう勝ち越しに成功する。5人で戦ってきたEvolucionは見た目にも疲労感が漂う上に残り時間も約2分。しかし崖っぷちに立たされたEvolucionはまだ諦めていなかった。失点直後のキックオフで一旦後ろへ戻すと、GKの位置を見て?竹内選手がダイレクトでロビング気味のシュートを狙う。するとやや前目に位置取りをしていたGKの頭上を越えゴールに吸い込まれていった。ゴール裏のEvolucion陣営は大歓声、そしてこの得点でEvolucionが息を吹き返した。この参入戦は規定により引き分けの場合は上位リーグ所属チームの残留となる。残り時間、トカールは必死に攻め続けるが、Evolucionは徹底的にセーフティなプレーを心掛ける。最後まで集中力を切らさなかったEvolucionは必死に守り続け同点でタイムアップを迎えた。挨拶が終わった後に涙を流して抱き合ったEvolucion、あと一歩まで追い込みながら昇格を逃し涙を流すトカール。同じ涙を通して見える明と暗の対照的なコントラストは歓喜にあふれ、そして残酷なものにも見えた。

20110423349.jpg

20110423348.jpg

20110423352.jpg

20110423351.jpg

20110423360.jpg

20110423350.jpg

20110423361.jpg

 

 

 

 

 

yt_s.jpg

Desporteサイドバナー.jpg

PANNAロゴ(バナー用).jpg

credit-school_bannerl.jpg

234_60banner.gif