最終節武蔵丘短大 0?2 Aventura
得点者:39分?小野選手(Ave)、39分?小野選手(Ave)
現在首位、全日本女子フットサル選手権を制した武蔵丘短大と日本代表3人を擁するAvenuraの対戦。試合菓子が近付くにつれ、観客席はにわかに賑やかさを増していった。よく見ると日本女子代表監督とコーチ、更には関東女子フットサルリーグ参入戦へ挑むチームが顔を揃えていた。
武蔵丘短大の先発はGK?斎田選手、?鈴木選手、?石田選手、22番柴田選手、30番渡辺選手。対するAventuraはGK?本多選手、?藤田選手、?渡辺選手、?臼井選手、?佐藤選手。序盤は武蔵短大がボールをキープし隙を伺うが、Aventuraがしっかりと自陣に引いて守備を固める。中央を固めるAventuraに対してサイドで仕掛けて何度かゴール前にシュートパスを送るがそのままファーサイドへ抜けてしまう場面が何度かあり、惜しいチャンスを逃す武蔵短大。すると次第にAventuraはカウンターで攻撃を作りゴール前に迫るが武蔵短大GK?齋田選手の的確なコーチングで決定機までは作らせない。それでも前からボールを奪いに来る武蔵短大が押し気味に試合を作り押される場面の多いAventura。しかし決定機を本多が好セーブで凌いで得点を許さない。随所で体を激しくぶつかり合いお互いに転倒する場面もあるが、得点はお互いに奪えないままハーフタイムへ突入した。
後半に入るとAventuraのポゼッションがやや高まるが武蔵短大の猛攻は続く。お互いの攻撃を食い止めるとカウンターで反撃し更にそのカウンターをカットしてカウンターで返すなど試合はますますヒートアップする。ここで大活躍を見せたのはAventuraのGK?本多選手。前半の好セーブでいわゆる「当たって」しまったのか再三のピンチも間一髪で防ぎ、更にゴール前から飛び出してクリアするなど八面六臂の活躍を見せ、観客のどよめきを誘っていた。武蔵短大、Aventura共に出場する選手は限られ、20m×40mでの20分ハーフにやや疲れも見せていたが、残り時間は刻一刻と少なくなっていく。引き分けならば得失点差で武蔵短大の優勝・・・。そんな考えが過ぎった後半19分Aventuraの左CKからふわりとファーサイドへ供給されたパスは?小野選手がジャンプ一番のヘディングシュート。前後にふられたGKの思い切り伸ばした腕の上を越えてゴールへゆっくりと吸い込まれていった。土壇場でAventuraが得点を奪う。僅かな残り時間で得点を奪う為に果敢にボールへと詰める武蔵短大だったが、?藤田選手が抜群のボールキープを見せて相手をいなしていなして?臼井選手へパス。それを?臼井選手がシュートへ持ち込むとこれがポストに当たり跳ね返りをまたもや?小野選手が押し込んで2点差へとする。この時タイマーの残り時間は14秒。この14秒を守り切りAventuraがこのゲームをものにし埼玉県リーグの優勝を勝ち取った。
<Aventura藤田選手兼監督の談話>
?今日はほとんどの時間ピッチに立っていましたが。
自前の施設を持ち、毎日練習する武蔵短大のフィジカルの強さは本当に脅威に感じていました。その為、そのフィジカルに対応できる選手をピッチに送り出す事を考えていました。例えFUNや浦安とやったとしても全選手を起用する事を考えるのですが、今日は勝たないといけない試合だったのでチーム全体でその準備をしてきました。
?武蔵短大とはの埼玉県リーグの参入戦で戦った経験がありました。その時とはお互いに全く違うチームだったと思いますが、今日の印象はいかがでしたか。
やはり足元の技術も高く、もちろん警戒していたフィジカルも高く本当に手強い相手でした。試合前から中央でシュート打たれないような守備を心がけていました。外からのシュートであればGK?本多選手が何とかしてくれると思っていましたので。
?さてこの後は関東リーグ参入戦が控えています。意気込みを聞かせて下さい。
今年度は関東リーグ参入が最大の目標です。今日の勝利はその挑戦への権利を得たに過ぎません。目標を達成するために準備をしたいと思います。