BSC Ladies 0?2 府中アスレティックFC Praimary
得点者: 19分?西岡、27分?西岡
プレーオフ準決勝1試合目は1stステージ1位だったBSCレディースと最終節で4位の座を勝ち取った府中アスレティックFC Primary。勝つと2部参入へ大きく近づく大事な一戦となったこの試合、1stステージでの対戦は2-1でBSC Ladiesが勝利している。
試合開始から前プレを行ってきた府中に対してBSCはGKがロングスローを投げてリスクを徹底的に回避し対抗。府中は一対一を積極的に勝負してシュートまで持ち込むが、BSCのディフェンスが巧みにカバーリングし、そして安定感のあるBSC GK?栗原選手の好セーブもあり得点を許さない。しかしBSCはロングスローやロングキック一辺倒でなかなか攻撃の形が作れず前半は0-0で折り返した。
後半はあまり前に来ない府中だったが、後半4分、相手ディフェンスが足を滑らせた所を素早くボールを奪った?西岡選手がそのままゴールを決め、府中が先制点を奪う。失点直後にBSCは?鳥海選手をGKにしてパワープレイを実施。ボールを回してシュートチャンスを作りたいBSCだったが府中がボールへの寄せを早める事で思うような攻撃ができないでいた。後半10分辺りからパワープレイをやめた後に待望の追加点を府中が奪った。後半12分左サイドからの折り返しを?西岡選手がスライディングしながら右足で合わせ2点差とした。試合はこのまま終了し府中が嬉しいプレーオフ決勝進出を決めた。
府中は若い選手を中心にシーズンを通じて成長してきた。夏の全日本女子フットサル選手権東京都予選で敗戦の後に涙を流していた?西岡選手がゴールを決めたのは象徴的な場面だったかもしれない。この日女子のトップチームの選手も多く会場に駆けつけて後輩の戦いぶりを応援し、そして一緒に勝利を喜んでいた。BSCは1stステージを1位で通過しながら準決勝で涙を飲み、現時点の状況では2部参入の夢は断たれてしまった。個の力はあるもののややプレーに迷いが見られる場面を見かける。指示通りに動くのも必要だが、チャンスと思えば自分の判断でプレーを選択するのも大切な事。自信を持ってプレーする事で成長できるはずだと感じる。