Forest ANNEX 4?3 CAFURINGA BOYS 東久留米
得点者:2分?藤井選手(ANNEX)、3分八巻選手(CAFURINGA)、6分小川選手(ANNEX)、10分?桑田選手(ANNEX)、14分内田選手(CAFURINGA)、18分中村選手(CAFURINGA)、26分小櫻選手(ANNEX)
今節注目の首位決戦だったが、サスペンド(出場停止)でCAFURINGA BOYS 東久留米(以下CAFURINGA)?高橋選手がベンチに入る事ができなかった。これが試合にどう影響してくるのか・・・。
現在首位を走るForest ANNEX(以下ANNEX)の先発はGK?岩邑選手、?小川選手、?夏迫選手、?藤井選手、23番小櫻選手と経験豊富な選手を揃えてきた。一方のCAFURINGA BOYS 東久留米(以下CAFURINGA)はGK?渡辺選手、?小野選手、?中村選手、?川島選手、?内田選手というメンバー。慎重に入るかに見えた試合だったが2分にANNEXのカウンターから?小川選手のパスをファーサイドで?藤井選手が合わせていきなりの先制点が生まれた。しかし続く3分にCAFURINGAの左サイドからのコーナーキックを?川島選手がダイレクトでシュートを放つとファーサイドで待ち構えた28番八巻選手が合わせてイーブンに戻した。しかし6分にANNEX?小川選手がセンターサークル付近で相手ボールを奪うとGKとの1対1をファーサイドへ冷静にシュートを決め再び勝ち越しに成功する。更に9分にはANNEX?桑田選手の得意のミドルシュートが豪快に決まり3?1と点差を広げた。CAFURINGAはフィジカルでは勝るものの守備のうまいANNEXに封じられていたが、シュートを多くする事で徐々に押し込んでいく。すると前半14分に?川島選手のシュート性のやや浮いたパスを?内田選手がスライディングで押し込み前半終了あと僅かの時間で1点を返した。
後半はANNEXがGKを太田選手へ変更したが、前半と変わらないメンバーで、CAFURINGAも全く同じメンバーのラインナップ。後半3分、試合が動いた。後半3分にキックインからCAFURINGA八巻選手のシュートがゴール前でリフレクションとなりゴールへと吸い込まれていった。誰に当たって入ったかにわかに分からなかったが、そこにはゴールが決まったという動かない事実だけがあった。同点に追いついたCAFURINGAだったが、この日2得点に絡んでいた?川島選手が足を痛めた様子でベンチアイシングをし試合には出れない状態となってしまった。CAFURINGAは前半から時折GK?渡辺選手のロングスローは背の高い選手が多いCAURINGAが競る事ができる為、ANNEXの脅威となり続けていた。しかしANNEXGK?太田選手がリスクを取らずに確実にパンチングでセーブを重ねて何とか耐え続ける。迎えた11分、勝ち越し点を奪ったのはANNEXのコーナーキックだった。最近どのチームも見せる形だが、左サイドのコーナーキックをマイナスの位置にいる?小川選手に蹴った23番小櫻選手が?小川選手が近付くと再び戻されたパスを23番小櫻選手がスルーしてゴール前へ。コーナー付近へと移動していた?夏迫選手がスルーされたパスをゴール前に走り込む23番小櫻選手へダイレクトパスを送るとやや浮いたパスを巧みにトラップした23番小櫻選手がそのままゴールへ蹴り込むとGKの手をはじいてゴールへと転がって行った。ここ一番で見せたセットプレイは男子でもなかなか成功しない難易度の高い戦術であり、成功させたのはANNEXの練習はもちろん技術、精神力の賜物ともい言える。それほど見事な得点だった。
今季終盤に失点をする事の多かったANNEXだったが、その後徹底的リスクを避け念願のタイムアップのホイッスルを聞く事ができた。そのホイッスルはANNEX初の東京都女子フットサルリーグの優勝を手にした瞬間でもあった。喜びを爆発させるANNEXはこの日ダンマクを並べた観客席の関係者と喜びを分かち合った。一時期は降格争いに巻き込まれるシーズンもあったANNEXだったが、ここ近年の成績は上昇し見事に第8回目の東京都女子フットサルリーグの頂点に立った。