FUNフットサルクラブLadies ２?１ バルドラール浦安ラスボニータス
既に全国への切符を手にした両チーム。既に全国を決めたのでという事で本気を出さないのではという予想もあったが、FIFAアンセムに乗って入場してきた両チームにはそんな気がさらさらないように見えた。注目の決勝戦だったが、浦安?吉川選手は残念ながら直前のウズベキスタン遠征での怪我の為欠場となっていた。今シーズンに入ってからの両チームの対戦は公式戦では関東フットサルリーグ女子で引き分けている。更に民間の大会に目を向けると全国施設選抜レディースの関東大会ではFUNがPK勝ち、全国大会ではFUNが２?１で勝利している。しかし直近ではFUNの地元八王子市サッカー協会のエキシビジョンマッチで浦安が勝利しており、お互い譲れない気持ちは強かったはず。
FUNの先発メンバーはGK?森選手、?四宮選手、?中島選手、?多々良選手、?小出選手、浦安はGK?小林奈選手、?吉田選手、?小林あ選手、?阿部選手という布陣。お互いの戦い方を熟知している両チームは様子を見てからの展開になると思いきや各所で激しいボールの奪い合いが起こり、何か接触があったのかFUN?中島選手がすぐに?鎌倉選手と交代してベンチに戻りトレーナーから処置を受けていた。先制点は4分浦安?阿部選手が?竹澤選手からパスを受けると素早くトゥーキックでボールを捉えたシュートがゴールに決まり先制点を決める。副審がやや不慣れな点もあったが、両チーム共に冷静に試合を運び前半は１?０、浦安リードでハーフタイムを迎えた。
後半迎えた3分、右サイドのキックインからの落としを戦列に復帰していた?中島選手がシュート。これをファーサイドで?小出選手がゴールへねじ込み同点に追いつく。畳み掛けるFUNはゴール前ペナルティエリアやや後方で?四宮選手がボールを受けるとこれをヒールで流し走り込んだ?中島選手の豪快なシュートが決まり勝ち越しに成功する。準決勝同様勢いに乗ったFUNの猛攻で逆転に成功した。負けられない浦安はタイムアウト後の後半8分より?岩崎選手をGKにしてパワープレイを開始。浦安の猛攻に必死に体を投げ出して耐えるFUNの気迫はすさまじく、残り時間を耐えきったFUNは関東大会の優勝トロフィーを与えられる事になった。
両チームの戦いは本当に見ていて楽しい。準決勝のFUN vs 武蔵丘とは違った「これぞフットサル」という攻防が見られ、男子が見ていたとしても唸る内容のゲームだったはず。本日怪我で欠場した日本代表の吉川選手が復帰すれば更にレベルの高い試合が見れる事だろう。関東大会の上位チームはそのまま全国で優勝を争う事が多く、この両チームも勝ちあがる中でどこかで対戦するはずだ。またこの両チームの試合が見れる事を楽しみに全国大会を待ちたい。
