セウパレータA&S １?３ FFCエストレーラノーボ埼玉
上位リーグを狙う両チームにとって今日の2試合は生き残りをかけた大事な試合。その両チームが第1試合から火花を散らしたこの試合、セウパレータA&S（以下セウパレータ）はGK?江口選手、?宇津木有選手、?工藤選手、?間瀬選手、?宇津木恵選手の布陣。対するFFCエストレーラノーボ埼玉（以下エストレーラ）はGK?神山選手、?塚越選手、?杉山選手、?大澤選手、?田村選手の先発。試合は立ち上がりから激しい試合となった。セウパレータは相手の裏を狙おうとするロングキックやサイドでの仕掛けを中心に組み立て、エストレーラはシンプルなパス回しから1対1の場面を作り出し積極的にドリブル突破を図るという両チームも持ち味を前面に出してのがっぷり四つの展開となった。時間帯によって激しく好守が入れ替わるが、徐々にセウパレータが攻勢となる。しかしエストレーラGK?神山選手のファインセーブと諦めずにディフェンスが寄せきる事で何とかセウパレータの猛攻を凌いで前半は0-0でハーフタイムに突入した。
後半に入るとエストレーラが?竹山選手をGKのシャツを着て登場しキックオフからパワープレイを開始した。ふとベンチに目をやると前半ファインセーブの連発を見せた?神山選手が左肩に負傷を負った様子がうかがえた。いずれにしてもゲームプランの想定外の状況にあるのは間違いないようだ。後半も引き続きセウパレータがボールポゼッションを高める。しかしエストレーラがプレスを強めるとボールを回すのを放棄して意図の無いロングボールを蹴りだしてしまう場面もあった。後半8分にタイムアウトを取った直後のキックインで?宇津木選手のシュートを?工藤選手が決めてセウパレータが先制点を奪った。これで一気に試合は活性化する。エストレーラも後半9分にタイムアウトを取ると意思統一ができたのかセウパレータに猛攻を仕掛け始める。11分に?田村選手が右コーナーキックからの浮き玉をインサイドハーフボレーでゴールに決めると続けざまに右CKからの戻したパスを同じく?田村選手角度のない所からニアサイドにシュートが決まり一気に逆転に成功した。セウパレータはたまらずパワープレイを開始するが12分にパワープレイのパスをカットすると?塚越選手が無人のゴールにロングシュートを決めて2点差として俄然有利に。少ない人数の中で疲れているはずのエストレーラはパワープレイをしているGKにまでプレスをかけ続けセウパレータの攻撃を凌ぎ切った。
これでエストレーラは勝ち点3を手に入れて上位リーグ進出の可能性を手繰り寄せた。それ程エストレーラにとっては大きな勝利とも言える。逆にセウパレータは痛い星を落としてしまい、次の試合に上位リーグ進出の望みを託す事となった。
