今大会若いチームが躍進した。高校の部活動という枠組みでは二階堂高校、筑波大学付属高校、桜丘WFC、文京AFC、そしてキューティーガールズ、スギナミファンタジスタも中高生のチーム。また府中AFCレディースプライマリーも半分以上の選手が中高生だ。その他にも各チームに高校生の選手がメンバー入りしているチームも多い。しかも今回二階堂高校、筑波大学付属、府中AFCレディースプライマリーが決勝トーナメントへ進むなど若手の台頭が目覚ましい予選リーグとなった。
学校の部活動や学生チームは普段どのような活動をしているのか興味が沸き、試合の合間に選手や関係者に少し話を聞いてみた。普段の活動は学校の校庭を使っていたり、民間の施設を使用していたりとなかなか体育館で活動できる機会は少ないようだ。また大会も民間施設でのレディース大会に出場している様子。その為、慣れない体育館での試合、そして厳格な審判のジャッジや大会運営に少々戸惑いを見せている部分もあるようだった。その中でも「今後フットサルを続けたいですか?」という問いに「是非続けたいが、どこでやったら良いのですか?今日出ているチームは募集とかしているのですか?」と逆に質問してきた選手もいた。きっとフットサルが面白い、もっとレベルアップしたいという意欲のある選手なのだろう。現在のチームはまだ人とのつながりでチームに入る例が多いのは事実。こういった層の受け皿として何か仕掛けができないだろうか。
考えてみれば現在日本代表で背番号10番を背負うFUNフットサルクラブレディースの中島詩織選手も10代の頃から試合に出場していた。今では押しも押されぬFUNのそして日本のエースに成長したと言っても過言ではない。是非フットサルを続けれるような仕組みづくりを期待したい。