今回は少し違った視点からリーグを戦を見てみたい。それは試合の審判について。1部は割り当て審判員が協会から派遣されます。主に2級、3級保持審判員が割り当てられ中には関東リーグでも笛を吹く審判員もおり、厳格にジャッジされています。女子の審判員も抜擢されており男子審判員に混じって笛を吹いています。単純に比較してしまうとやや女性審判員が劣ってしまうのは事実。いつも男性のスピードに慣れていて競争の激しい男性審判員に一日の長があるのは致し方ない所だろう。しかし以前よりは格段に技量は上がっている事は確かだ。
2部は主審が協会からの割り当て審判員、副審が参加各チームからの帯同審判員となっている。経験のある主審から学ぶ事も多いはずだが、いかんせん経験不足は否めず試合中もコミュニケーションにさえ苦労してしまう場面を見た事もあった。しかし審判の知識は選手としてプレイする上でも有益な事は多く、良い経験になっているのではと感じる。
一方オープンリーグは2名共に帯同審判員が主審、副審共に担当する事になっている。マッチコーディネーターミーティング、メンバーチェック、試合のコントロールと全てを担当しなくてはならない為、逆にチーム関係者の知人で経験がある審判員が笛を吹く事が多い。その為、帯同審判員2名での試合進行ではあるが、試合コントロールもうまくスムーズに執り行われている。逆に2部のように選手が審判に携わる機会が無くなってしまうのも残念ではある。
選手、指導者、審判と立場が違うと同じ場面でもジャッジについての考え方に微妙な差がある事がある。審判の当たり前は選手、指導者の当たり前ではないしその逆も同様だ。いろんな視点を持つ事によってフットサルの視野が広がる可能性は大だ。是非審判資格に挑戦して視野を広げてみてはいかがだろうか。