う?魚 3?0 C'sFC
試合立ち上がりから圧倒的に支配するう?魚だったが、引き気味に守るC'sFCの体を張った守備にた対して攻めあぐねる状況が続いた。特にう?魚対策としてのものかPivoに対して厳しい寄せを行い、自由に動かせない事は徹底されていた。う?魚はあまりボールに寄せてこない状況もあり、やや持ちすぎるきらいがあり、ベンチから「ツータッチで(ボールをまわそう)!」という声も聞えた。徐々にC'sが守り慣れてきた事もあったのか、う?魚にとっては攻めても攻めてもゴールが割れない嫌な時間が続いた。一方のC'sは守る事はできるが、ボールを前に運べずに攻撃が終わる事が多く、なかなかボールがつなげず試合のペースを変える事はできないままだった。試合が動いたのは前半11分う?魚?永田選手がゴールを決めてようやく均衡を破った。先制されたC'sだったが、それでも気持ちをきらさず集中した守備を徹底し前半を終えた。
後半に入り1分、う?魚22番槇選手が中央から左にボールを持ち出し得意の左足で振り抜いて2点目をGET。これ少し余裕が出てきた事もあり、続いて後半4分にも再び22番槇選手が左サイドで反転し振り向きざま角度のない所からゴールを決めて3点差とした。試合が進んでもC'sはボールを前に進む事ができずにはいたが、うー魚の分厚い攻撃を跳ね返し続けた。特にGK?藤川選手の好守もあり、度重ねるゴール前の攻防には会場から歓声が上がった。昨年途中から正GKとして出場している?藤川選手は特にシューターに対してコースを狭める為に前へ詰める距離感が抜群に良くなったのではと感じた。
試合終了のブザーが鳴った時には3?0。前後半通じて45本のシュートに対して守りに徹したC'sだったが、入団して日が浅い選手もいるようでまだまだチームを作っている段階だろう。その段階でのこの結果は「やれる事はし尽くした」という結果だったかもしれない。開幕前に出場した民間の大会では大差をつけられて敗戦を喫したとの情報も入っていた。それを考えれば短期間でここまでできたという事を評価すべきかもしれない。
一方う?魚は昨年から数名の選手が退団したが、チームとしての骨格は変わっていない様子。C'sの守備が良かった事もあるが、やや消化不良の結果とも言えなくない。それは試合中、試合終了後の表情もややさえないように感じたという点もある。それでもまだ1試合が終わったばかり。今後の両チームの動向に注目していきたい。