フェニックス☆サンゴ 1?7 early.f.t
実はearly.f.tにとっては念願の2部参入。2部参入の本命と思われながらも2度2部リーグ参入に失敗。民間の大会では結果を出していながらも涙を飲んでいたearly.f.tだった。そのearly.f.tは2部の試合を楽しむかのように序盤から攻勢に出る。すると前半2分、2部初得点を?広瀬選手が奪い先制。続く3分にも?藤波選手が右サイドから思い切ってシュートを放つとディフェンスに当たったもののコロコロとゴールへ転がって行った。正に勢いを象徴するかのようなゴールだった。いきなり防戦に回ったフェニックス☆サンゴ(以下サンゴ)だったが、すぐさま反撃に転じ4分に今季新加入の樋口選手のミドルシュートで1点を返す。しかしearly.f.tも直後に?須部選手が中央ドリブルから右へ持ち出し豪快に振り抜くとボールはゴールへ吸い込まれていった。その後ゲームは少し落ち着いた感もあるが、ボールキープは以前early.f.tが主導権を握り、キックインからのシュート等でサンゴを押し込んでいく。サンゴはなかなか自陣から出る事ができないまま前半を終える事となった。
後半に入ってもearly.f.tは攻勢を強めるものの徐々に攻撃に慣れた感もあり冷静に攻撃を跳ね返せるようになる。なかなかシュートを打つ事はできずにいたが、GK?横川選手のロングスローで相手ゴール前へボールを供給して攻撃を組み立てる。次の点が入ったのは後半6分に?松永選手が低めのロングキックをゴール前に供給するとサンゴディフェンスの足に当たり不運にもオウンゴールとなってしまった。これでまた勢いに乗ったearry.f.tは後半9分にフィクソとの1対1を抜き去って放ったシュートで、更に10分?広瀬選手へのPivo当てに走り込んで放ったシュートをいずれも?西川選手が確実に決めてほぼゲームを決めてしまった。更にearly.f.tは11分に本日2点目のオウンゴールで加点し終わってみれば7-1のスコアで2部初戦を快勝した。
early.f.tは今季選手も増えた模様で常にゲームの主導権を握っていた事もあり、ベンチも非常に活気づいておりとても良い雰囲気でゲームに入れていた。この調子だと優勝争いに絡んでくる事も充分考えられる。昨年も2部参入初年度のデルソーレ中野レディースが一気に1部へと駆け上がっていった。そんな事が今年も現実となるかもしれないと感じさせる程の内容だった。
一方のサンゴは大量得点差となってしまったが、試合が終わった後にはいつも通りチーム全員でにこやかにハイタッチ。「試合に負けたけど今日はお疲れ様。今日もフットサル楽しめたね」そんな気持ちがこもっているハイタッチだ。そこには敗者であるにも関わらず爽やかさがある。賛否両論あるかもしれないが、この光景、筆者はとても好きな場面でもある。