CHU-BAR 0?14 武蔵丘短期大学
昨年上位リーグ3位となったCHU?BARと参入戦全勝という成績を残した武蔵丘女子短期大学との対戦。試合序盤から圧倒的に武蔵丘短大がボールを回しCHU-BARは自陣に張り付きとなってしまう。時折ボールへの寄せを早くするが、武蔵丘短大の早い判断と巧みなボールコントロールであっさりとかわしていまう。必死に守るCHU-BARだったが、先制点は不運にもオウンゴールとなり前半4分に武蔵丘短大が先制点を奪う。続く前半6分にもゴール前での細かなパス交換から?北上選手がゴールへ流し込み2点目を奪う。パス交換と言ってもフットサルのエイトやヘドンドといったものではなくほぼ固定の位置でダイレクトを中心にボールを回し隙をついて縦や裏にボールを供給するというスタイル。よくフットサルでは足元への早いパスでで相手の守備を混乱させて隙を着くというイメージが強い。見ている人によっては武蔵丘短大は「フットサルぽく無い」というのかもしれないが、これが充分通用しているのも事実だ。
CHU-BARは2-0となった後にGKと1対1の場面を迎えたが、GK?齋田選手の好守に会いチャンスを逃してしまう。前半8分には?萩原選手が第2PKやや後方より豪快なミドルシュートがゴールを奪う。剛柔の攻撃でCHU-BARの守備を翻弄する。CHU-BARも決してフィジカルが弱い訳ではなく体格的にそれほど大きな差はない。しかし競り合いからもなかなかボールが奪えない。その後守勢に回ってしまい武蔵丘短大の攻撃に対してクリアが精一杯となってしまう。前半は6-0という一方的な展開で終了した。
後半に入っても様相は変わらず、攻める武蔵丘短大、守るCHU-BARの形となり、ほぼCHU-BARの陣内での試合で試合は進み正にワンサイドゲームとなってしまった。武蔵丘短大は更に点差を広げ余裕が出てきたのか足元でボールを浮かしてトラップしたり、ヒールを使ったプレーなど魅せるプレーも出てきた。PKを獲得した際にはGK正面へ行ってしまったがトリッキーなラボーナを見せた。これらのプレーに賛否両論あるかもしれないが終わってみれば14-0、これだけの差を見せつけられてばぐうの音も出ない。見た感じではまだまだ本気を出しているようには見えない。末恐ろしさを感じるのは筆者だけではないはずだ。