Evolucion Hermnas 1?2 十条FCレディース
今節十条FCのベンチには日本フットサルの父といわれる栄氏が構えた。1部参入に並々ならぬ意気込みが感じられる。しかしベンチ入りはGK含めて6人と厳しい状況。一方のEvolucionもベンチ入り8人とやや少なめ。立ち上がりからEvolucionがボールをつなぎポゼッションを高める。十条FCは縦へのボールへのプレッシャーを強くして決定的なシュートシーンを作らせない。Evolucionペースを見られていた試合だったが、先生は前半3分、パスカットからのドリブルシュートを放ったボールがクロスバーを叩き、跳ね返ったボールを押し込んだ十条FCが先制。少ないチャンスを確実に決めた。続く9分(残り2秒)にGKの手をはじいて十条FCが追加点を取り、2?0十条FCリードで折り返した。Evolucionはボールをキープするもののプレーの正確さが今ひとつでもったいないミスを犯してしまう場面も見られた。
後半に入っても前半と同じ展開。Evolucionはボールをキープしている時間は長いもののボールをカットされドリブル突破される機会が多くなり、慎重になったのか前半以上にミスが目立つようになってしまう。それでもなんとか1点を返し反撃ムードとなり、前線で体を張る?佐藤選手にボールを当て反撃を試みるが、十条FCは体を寄せて決定的な場面を作らせない。人数は少ないものの高い個の能力を生かして少ないチャンスを決めた十条FCが2?1で逃げ切った。
試合を見るとEvolucionが支配しているように見えたが、結果は十条FC。これは目的を持つチームと失ってしまったチームの違いだろうか。Evolucionもポテンシャルを見れば優勝争いに加わってもおかしくないチーム。得点は多いが失点も多いチーム。まだ今季は1試合の残している。是非そのポテンシャルを披露して欲しい。
一方十条FCは形はどうあれ、勝ち点3を勝ち取り次節3位C’sに勝てば2位以内が確定する。十条FCは攻撃力の高いチーム。その高い攻撃力をどうするかがカギになるだろう。