フェニックス☆サンゴ 1-4 デルソーレ中野レディース
2部参入から開幕3連勝を続けるデルソーレ中野と今季2連勝中のフェニックス☆サンゴの対戦は試合開始直後にいきなり5番笠井選手のゴールで中野が先制。得点後もボールキープ率で圧倒し試合の主導権を握るのは中野。しかし次の得点はフェニックス☆サンゴだった。前半6分中野の右サイドアラがやや後ろ向きにパスを受けた所へ4番石森選手が素早く体を寄せてボール奪取。そして前に飛び出すGKをかわしてから右足で倒れながらシュート。気迫のゴールに沸きあがるフェニックス☆サンゴ。試合は振り出しに戻ったがすぐに次の得点が生まれる。中野のCKがこぼれた所に交代直後の10番唐崎選手が右足インサイドで蹴り込んでゴール。再びフェニックス☆サンゴを突き放した。その後も中野が主導権を握ったままだったが、フェニックス☆サンゴもGKを中心に何とか守り抜き前半を終了する。
後半も開始直後にすぐに得点が入る。中野5番笠井選手が左サイドから中央へカットインし豪快なシュートでこの日2得点目。切れ味鋭いドリブルだった。2点差となってしまったフェニックス☆サンゴは得意のGKのロングスローでチャンスを作り出す。そして中野の選手がパスを受けてボールを止めてパスコースを探している所に激しく体を寄せて思うようにプレイさせない事を徹底。中野の勢いを止めるまで行かないまでも軽減する事ができた。それでもこの試合最後の得点も中野5番笠井選手だった。後半7分右サイドで中へボールをトラップすると見せかけて見事なボディシェイプで縦へドリブル。ディフェンスを置き去りにしてから右足を振りぬきこの日ハットトリックとなるゴールを決めた。その場で両腕ガッツポーズ、会心の笑顔だった。その後もGKのロングスローに惜しい場面を作り出したフェニックス☆サンゴだったがスコアは動かず悔しい敗戦となった。一方の中野は開幕4連勝。一試合多く消化しているが2位に勝ち点6差を付けてがっちりと首位固めができた。
この日ハットトリックの中野5番笠井選手
フェニックス☆サンゴの1得点は日本女子代表コーチの経歴を持つ4番石森選手