【準々決勝進出チーム】
ファンレディース(1部)
アーリー.f.t(オープン)
フュージョン(オープン)
ASVペスカドーラ町田 バイラリーナス(1部)
カフリンガボーイズ 東久留米(1部)
C's FC(2部)
日本ウェルネススポーツ専門学校
うー魚(1部)
不戦勝となったファンレディース以外はこの日2試合目、また1部以外のチームは昨日から猛暑の中、連戦続きで疲労が気になる所。まさにチーム力が試される準々決勝となった。
ファンレディース 5-0 アーリー.f.t (Aピッチ)
ベスト8へ進出したオープンリーグ所属のアーリー.f.tが昨年度優勝チームのファンレディースに挑む試合はいきなり20秒でファンレディースが12番鎌倉選手の右足で先制。試合は常にファンレディースが主導権を握るが、アーリー.f.tはGKからのロングボールを多用して一気にゴール前へボールを運ぶ選択をする。なかなか追加点が取れない展開が続いたが、前半は9分に7番高橋選手、11分に6番宇津木選手がゴールして前半を終わって3-0。セーフティーとも言えるリードを確保した。
後半は何か戦術を確認しながらだろうかボールはまわるもののゴールが奪えないファンレディースだったが、後半8分に9番四宮選手、10分に14番小野選手とゴールし5-0のスコアで準決勝進出を決めた。アーリー.f.tは5点差をつけられての敗戦とはなったが、1部の試合でもかなりの点差がつく事を考慮すれば、充分健闘したと言えるだろう。現在の実力を試す良い機会になったのではないだろうか。
フュージョン 0-4 ASVペスカドーラ町田バイラリーナス (Bピッチ)
この試合も1部vsオープンリーグの戦い。前の試合のPK戦での勢いをそのままに果敢に町田陣内へ攻め込むが町田が一枚上手だったのかうまくいなされ、先制点を取られてしまう。前半3分に4番福下選手、4分に得意のセットプレイから5版岩崎選手が決め主導権を握られてしまう。たまらずフュージョンがタイムアウトを取り、落ちつきを取り戻したフュージョンだったが、町田の判断の早さになかなか攻め手をつかめない。
後半に入ってもフュージョンはキックインから落としてのシュートを狙うがなかなかゴールへの手がかりが掴めない。ゴール前で直接FKを獲得する場面もあったが決める事ができず、後半8分、10分に追加点を決めた町田が順当にベスト4入りを決めた。
カフリンガボーイズ 東久留米 6-0 C's FC (Aピッチ)
初のベスト8で波に乗るC'sに対してカフリンガは力を見せつける。前半2分、4分は左サイドを6番渡辺選手にスピードで突破されてからのシュートパスにファーサイドでスライディングシュートを決められたもの。リプレイを見ているようであり、そのドリブル、シュートパス、ファー詰めのスピード感に一瞬会場が静まる程だった。5分にたまらずC'sがタイムアウトを取るが流れは変わらないまま8分にも追加点を取られ前半は0-3カフリンガリードで折り返した。
後半に反撃を試みたいC'sだったが後半30秒、2分、3分と逆に追加点を取られ点差を離されてしまう。C'sは2日連戦であった事、ほぼ特定の選手の起用だった事もあり疲労の色が伺えるが、それでも必死にボールを追いかける。残り5分となった所でC'sの選手起用に変化が見られた。わずか1、2分の間だったが、それまでベンチを温めていたメンバーが次々に起用された。そして起用されたメンバーが出場機会を生かすべく体を張ってボールを追いかける。その姿を見て、そしてしばらくの休憩でリフレッシュされた選手達が再度コートの中に投入される。残りわずかの時間帯で2番白鳥選手が左サイドをドリブル突破、切替して右足でファー再度の14番月田選手にシュートパス。必死にスライディングで足を伸ばすがボールは僅か数センチ先を通過していってしまった。結果は6-0、内容、結果共にカフリンガの圧勝となった。
日本ウェルネススポーツ専門学校 0-14 うー魚(Bピッチ)
見事に1部チームをなぎ倒して準々決勝に勝ち上がってきた日本ウェルネススポーツ専門学校だったが、前半だけで6失点し戦意を削がれてしまったか。GKのロングスローで素早くゴール前での勝負に持ち込みたかったが、うー魚が組織的に守りボールを奪ってからのカウンターが尽くゴールを決める。後半も更に加点し終わってみれば14-0と思いのほか大量得点差がついてしまった。やはり全国規模の大会でも結果を残しているうー魚には若さと勢いは通用しなかったか・・・。しかし前を向いてのドリブルやシュート力には非凡なものがある。フットサルへの取り組みや環境が変わればもっと力がつくのではないだろうか。
この大会オープンリーグやリーグに所属していない高校、専門学校のチームの健闘が光った。二階堂高校はフットサル部という明確な体育会系の部であったが、その他はサッカーの延長戦上でフットサルを行なっているように感じた。しかし中には個人の能力が非常に高く競技系チームでも即戦力で活躍できそうな選手達も存在した。こういった選手を競技系のチームへ誘導、勧誘できる仕組みはないだろうか。はたまた部活動としてオープンリーグで活動させてみるのも面白いと思う。是非女子フットサル界が活性化する施策を期待したいと強く思います。
<ベスト4進出チーム>
ファンレディース(1部)
ASVペスカドーラ町田 バイラリーナス(1部)
カフリンガボーイズ 東久留米(1部)
うー魚(1部)
いずれも1部のチームが順当に勝ちあがり、この中の上位3チームが関東大会へ進出する。準決勝、3位決定戦、決勝戦は8/1(土)同じ駒沢屋内球技場で開催される。